the

Mosquito

Moth

Laboratory

 

バーチャルインタビュー  2000/8/ 18

バーチャルインタビューは、モスキートモス号ファンの方々にメールでアンケートをお願いし、それを元に対談形式に再構成したものです。インタビューに応じてくださった方の校閲を経て公開しており、脚色等は行っておりません。

今回のお客様:トンビーさん
 
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ゆっくりズムに惚れた

MML:MMLインタビューも回を重ねてまいりました。今回のお客様はトンビーさんです。今日はよろしくお願いします。トンビーさんのラジコン歴を教えてください。 

トンビー:97年の11月からですから、もうじき3年になります。飛行機とグライダーばかりやってます。プレイリー号(ムサシノ機)、RCライトプレーン(ユニオン)、モスキートモス号、スカイウォーク?(ムサシノ機)、ハミングカブ号(ムサシノ機)、ロッキー?(QRP)、スカイウォーク?(2代目)の順に作りました。 

MML:ムサシノ機が多いですね。モスキートモス号を持っている方はムサシノ機をほかにもいろいろ持っている方が多いようですが、モスキートモス号を買ったきっかけはなんですか? 

トンビー:まず、ムサシノ模型飛行機研究所の初代所長だった館林氏が書かれた「軽ラジコン機入門」を読んで、ムサシノのゆっくりズムに惚れこんだんですね。そのムサシノの飛行機の中でもモスキートモス号が最もゆっくり飛べるという事で魅力を感じていました。ビデオ「鳥シリーズの飛行」で見た印象でも、そのスローぶりはダントツという感じでしたから。ですから、入門機は「軽ラジコン機入門」に説明が詳しかったプレイリー号にしたんですが、本命はモスキートモス号のつもりでした。それで、プレイリー号のキットを買うときにモスキートモス号のキットも一緒に買って置いたんです。 

MML:モスキートモス号は今でも楽しまれていますか? 

トンビー:98年8月に完成したのですが、11月に飛ばしたときに木に引っ掛けてしまい、主翼が大破してしまいました。直すのが難しそうなのでずっとそのままになっています。結局、延べ16日間だけの飛行でした。 

MML:それは残念ですね。私の場合ノーコン墜落は何度かあるのですが、主翼が折れたことはまだありません。運がいいだけなのかもしれませんね。でも主翼だけのキットもありますし、復活を期待したいと思います。 
 ところで製作についてですが、難しかったところはありますか? 

トンビー:特に難しいところは感じませんでしたが、面倒に感じたのは主翼の製作です。これはムサシノのどの機体を作っても同じですが、QRPのロッキー?の主翼なんかと比べると面倒であり難しくもありますね。 
 

滑るように飛ぶ

MML:改造したりもし易い機体ですが、その辺はどうでしょう? 

トンビー:バッテリーや受信機を入れる口のフタ(F16)は弱そうだったので接着してしまいました。それでサーボの上の空間にバーを渡して、それにマジックテープのオスを接着しておき、メスを接着してあるバッテリーをそこに取り付けるようにしていました。こ 
れらの改造は全部成功だったと思います。 

MML:フライトについては印象深かったことは何かありますか? 

トンビー:最も記憶に残っているのは、早朝の無風時に1メートル以下の高度で直線飛行させていたときの事です。全く揺れることなく、真っ直ぐにゆっくりスーッと飛んでいきました。椅子に座って操縦していたのですが全くスティック操作をしない時間が数秒続いたのでしょうか、退屈に感じてボヤッとしてしまったほどでした。あの感じは、その後も他の機体では経験していません。 

MML:無風時に滑るようにまっすぐ飛んでくるのは見ているとものすごく印象的です。 

トンビー:この、ゆっくり安定して飛ぶという長所を生かして、林間飛行が楽しめそうですね。私は広場の周囲に生えている木のすれすれに飛ばし、枝や葉の下をくぐらせるのが好きでした。ゴルフ場のような地形のところで起伏に沿って飛行させるというのも楽しそうですね。しかも追っかけながら操縦すれば健康にも良いし(笑)。 

MML:以前渡辺さん(インタビューも有)はボートで追跡しながら印旛沼縦断飛行をさせたのだそうです。車なんかで追いかけながら操縦するのも凄いかもしれません。勿論運転手が要りますね。しかしこんな楽しみ方を考えつくというのもモスキートモス号ならで 
はなのかもしれませんね。 
 トンビーさんはモスキートモス号のどこがお好きでしたか? 

トンビー:やはり、そのスローフライトぶりです。 

MML:それでは、これからモスキートモス号を作ろう、飛ばそうという方に励ましのメッセージをお願いします。 

トンビー:私は45歳を過ぎてから、初めてバルサキットというものを手にしたのですが、その軽さにびっくりしてしまいました。モスキートモス号の主翼の長さが1470ミリもあるというのも、出来あがってみると感動ものです。しかもこれが実際に飛ぶのですからまた感動です。製作は特別に器用でなくてもできます。飛行の方は、簡単とは言いませんが手順をふんで練習すれば独学でも可能です。まずは館林氏の「軽ラジコン機入門」とビデオ「鳥シリーズの飛行」での勉強をお勧めします。(編注:これらの本とビデオはムサシノホームページに紹介があります。) 

MML:そうですね。素材のままではあんなに柔らかいバルサが、組み上げていくにつれてぐんぐんと剛性感が増していくというのは魔法のような気がします。「軽ラジコン機入門」もとてもわかりやすくていい本ですね。本日はどうもありがとうございました。

 
 
 
トンビーさんのモスキートモス号の仕様
エンジン エンヤ09TVBB
プロポ フタバ スカイスポーツ4
サーボ フタバ S3101 3個
バッテリー 120mAh
 
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