the

Mosquito

Moth

Laboratory

 
 

超小型仕様「モスキートモス号M(Midget)」(構想進行中)

 
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きっかけ

 もともと模型というものは本物を縮小して作ったものと考えるならば、その楽しみはおのずと2つに分かれて行くと思います。すなわち、より大きくか、より小さくかです。 
 今回は、より小さくする方を選びました。 

仕様 

  • エンジンは02クラスとする。ただし出力的にはCox TeeDee01でも賄えるようにしたい。 
  • 制御系は2チャンネルとする。ラダーおよびエレベーターのみ。 
  • フリーフライト機を意識する。操舵は最小限度で、ほとんど見ているだけで安全に飛べる。着陸のときのみ誘導するために操舵する。 
  • 必要以上の強度は持たせない。それはむしろ美しいと言えないことだ。 
  • 機体のデザインは出来る限りモスキートモス号に準じる。飛行速度や操安も同様。 
  • 間違っても見物人に恐怖感を与えない、出来る限りかわいらしいものにする。 

詳細 

  • エンジンはTEEDEE02を使用する。プロペラは適当なサイズ。エンジンランが2分くらいあれば、50mくらいの獲得高度が取れるようにしたい。揚力尾翼方式としても面白いかもしれない。 
  • 受信機、サーボは10g以下のものを使ってみたい。 
  • バッテリはリチウム電池を使って軽量化したい。 
  • もともとフルスクラッチで作るので、あえて出来る限り忠実なモスキートモス号のスケール機とする方が面白そうだ。 
  • 被覆はオラライトまたはもっと軽いもの。 
  • 滑走離陸はしないが、脚はつけたい。ゴム動力機並みの華奢なものでいい。 
  • 全幅600mm以下、全備重量100g以下を目標とする。縮尺から行くと面積6分の1で翼面積が5.8sq.dm、翼面荷重を20と見ると116gとなる。このあたりに落ち着くか。しかしこの重量ならFK130ギアダウンでも楽に飛ぶだろう。メカはバッテリを除き多分15gくらい。エンジン+ペラで25gくらい。バッテリが28g(120mah)なら機体は32gとなる。これはあまりに厳しいか。胴体20g、尾翼4g、脚5gエンジンブロック10g、主翼40g、計80gで全備は148g。 
  • 強度と重量の兼ね合いから、発泡スチロールコアにバルサ補強などの方法で軽量化を図る方がより良いのかもしれない。オールバルサは断念してもかまわない。 
  • むしろ積極的に発泡スチロールとバルサのコンポジット構造を採用する。スチロールを要所を木質構造で固める作り。 
  • トラスは3角錐のスチロールにプランク、竹ひごトラス。 
  • 胴体はカーボンUDやバルサで補強。 
  • 主翼はスチロールコア、バルサリブスパー構造。オラライト仕上げ。 
  • エンジンマウントはベニヤ。 
  • 尾翼はスチロールコアにバルサ補強。 
  • リンケージは釣り糸 。

線引き

未定です。現在の優先順位は3位。 


2000.9.6 
 

仕様定義

次のような仕様を叩き台に詰めていくことにしました。 
 
縮尺  40/100
スパン  588mm(部材長600mm)
機長  400mm
翼弦  92mm
フラップ幅  12mm
翼面積  6.1sq.dm
全備重量  133g未満
(内訳)
エンジン 25g
受信機 8g
2サーボ 12g
バッテリー 28g
(小計) 73g
機体 60g
(内訳)
主翼 20g
胴体 20g
水平尾翼 5g
垂直尾翼 5g
脚 5g
その他 5g
 
 その他可能そうな軽量化といえば、バッテリー軽量化が考えられます。現在考えているのは手持ちの120mAhニッカドで、これが28gですが、50mahに変更すると18g?くらいにならないか、とかあるいはリチウム電池CR2032などを使用すると10gくらいに収まらないかと考えます。 
 

構成材

 ホームセンターなどで簡単に手に入る高発泡スチロールの板を強度部材として使用できないかと考えます。強度は低く、特に引っ張り、曲げには弱いはずですが、圧縮方向はそれなりの強度を持っていると思います。これに対して補強材を組み合わせることで軽量で十分な強度を確保できないかと考えています。具体的な補強材としては、1mmバルサをサンディングしたもの、絹糸(張線として)、翼紙、竹、カーボンなどを考えています。 

 主翼については前後縁、上下面にバルサで桁を構成します。リブを何枚か組み、スチロールコアを分断する形で間にリブを入れてそれと桁材を接着します。これにフィルムを張って補強することで必要な強度を確保できるのではと思います。フラップは後縁材と一体で、1mmバルサのサンディング材を使用します。ごく薄めたクリアウレタンを染ませることによって若干の強度向上にならないかと思います。 

 胴体についてはほとんどすべてをスチロールからの切り出しとし、側板の一部、トラス下面、機首部分の付近のみバルサで補強したいと思います。胴体についてはいずれの部分においてもある程度の断面積がありますので、スチロールの破断の心配は主翼よりも少ないと思われます。あるいはトラスは木質ではなく、絹糸などでテンションをかける構造で剛性が確保できるのかもしれません。 

 尾翼ですが、今回はスチレンペーパーをそのまま使用できないかと考えます。確かにものに引っ掛けたり墜落時などは破損の恐れが高いですが、今回はトレーナー機としての性格は必要なく、超小型スローフライト機としてのものですので、あえて目をつぶろうと思います。 

 水平尾翼揚力尾翼として使う場合、取り付け角をプラスにしてもよいのですが、より積極的に揚力を得るため、取付角0度でも揚力を得るような翼型になるように加工したいと思います。具体的には主翼と似たような翼型とすると思います。 

 メインギアですが、エンジンが確実に停止してからしか着陸しませんので、グランドクリアランスは最低限でよいのではないかと思います。0.5mm程度のピアノ線と、強度のあるプラスチックの薄板である程度の直径のものが作れればよいと思います。または、バルサを張り合わせても良いかも知れません。 
 

接着剤

 木質部分は瞬間でよいと思いますが、スチロールと接触する部分の接着剤は頭を悩ますところです。まずエポキシ系が考えられますが、どうしても強度が必要なところ(エンジンマウントなど)を除くと重さが気になります。木工用ボンドを薄める手もありそうですが、これまた重さがどうなるか心配なところです。さらに粘りがあって強度も出せそうなものと言えばセメダインスーパーXがあります。これは非常にしぶとい?接着力を持つのですが、これまた重量が心配です。結局どれも重量が心配なものばかりとなりますので、よく考えてから使いたいと思います。 

 また、接着も単純に貼るとスチロールが剥げたりして必要な強度が出ないこともあるかもしれません。竹釘などを併用する必要が特にエンジンマウントなどではあるかもしれません。 

 最終的には、カバリングフィルムで表面から締め付け、貼り付けることになりますのでそこだけでも一定の強度が期待できるはずです。過剰な接着を行わないよう十分注意して作業する必要がありそうです。 
 

翼型

 これが今一番分からないところです。純正を縮小でいいのでしょうか?なんだかそれではいけないような気もします。昔のラジコン技術を紐解いて、02クラスの機体の記事を参照してみようと考えています。 
 
2000.9.13
 ある方が超小型電動モスをほぼ完成と言う状態にあるとの事です。

 MMLとしては、現在のM計画は計画どおり推進する予定です。ですがこの際、ただの2chでは面白みがないと判断し、TeeDee02をRC化したいと思います。TeeDeeはシャフトロータリーバルブで、このキャブレターをスロットル装備にするよりは排気スロットルにしたほうが幾分扱いやすいものになるのではと思います。現在耐久性があり実効性がある構造を検討中です。

 回転については5000rpm〜MAXrpmを制御できれば実用上問題はないと思います。ソアリングは5000rpmで燃費を稼ぎ、離陸時は最大出力で、スローパスなどが出来ると面白さがまた増えるのではと思っています。

重量配分を見直します。

縮尺 40/100
スパン 588mm(部材長600mm)
機長 400mm
翼弦 92mm
フラップ幅 12mm
翼面積 6.1sq.dm
全備重量 131g未満
(内訳)
エンジン 25g
排気スロットル5g
受信機 8g
3サーボ 18g
バッテリー 28g
(小計) 84g(11g増)
機体 47g
(内訳)
主翼 16g
胴体 16g
水平尾翼 3g
垂直尾翼 2g
脚 5g
その他 5g

 胴体はスチロールコアを肉抜きします。主翼はスチロールコアを肉抜き、桁の強度不足を釣り糸の張線で補完します。尾翼はスチレンペーパーを肉抜きします。
 しかしながらもともと軽量な発泡スチロールを肉抜きしたところでどれだけの軽量化になるのかは定かではありません。
 

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