電動空撮機
MML:バーチャルインタビュー、今回のお客様はmiwaさんです。どうぞ宜しくお願いします。miwaさんはラジコン歴15年のベテランでいらっしゃいますね。
miwa:30才から始めて、途中15年くらいブランクがあるので延べで15年くらいでしょうか。
MML:現在はどんな種類の機体を楽しんでありますか?
miwa:今はひたすら電動機で、好みはスケール機です。第二次大戦期、年代では1940年以前の複葉機が好みです。ともかく、プロペラが着いていないといけません。
MML:スケール機がお好みのmiwaさんが、モスキートモス号を入手したのはいつ頃ですか?
miwa:昨年(2004年)10月ごろです。クラブで仲間がグローの15を積んだモスキートモス号を飛ばすのを見て、これなら軽く作ると400クラスの電動で飛ぶかなと思ったのがきっかけです。
MML:モスキートモス号で15だと結構パワフルではないかと思います。10でも十分なんですが、おっしゃるように400クラスモーターでも十分飛べますね。miwaさんのモスキートモス号は電動空撮機として現役のばりばりですね。
miwa:AXI2212/34を動力にリポ1500mAHで600gで仕上がりました。本当にゆったりと飛んでモーターカットしてもグライダーのように飛びます。最長では45分も飛んでいました。さすがにこちらが疲れたので下ろしましたがこのときもモーターカットしながらなのでまだ余裕で電池は残っていました。
MML:高性能ブラシレスモーターにリチウムポリマー電池と、最新の技術ですよね。凄いですねえ。電動で45分ですか。技術の進歩は凄い、まったく夢みたいですよ。それだけ軽量ならデジカメ搭載でも楽々飛べますね。
miwa:すぐに100gのデジカメを買い込んで、11月からは空撮機として活躍しています。
信じられないほどゆっくり飛ぶ
MML:モスキートモス号は軽量だともっと運動も軽快に出来るのですが、デジカメ搭載でも700gなら相当すいすい飛べるでしょうね。
miwa:ループは簡単です。私の腕ではロールは相当高度を取って試しましたがあれがロールと言えるかどうか分からないような出来でした。
MML:ロールはなかなか難しいコツがあって、速度や角度をうまくもって行けば相当くるりと回れます。大きいのでなかなか迫力ありますよ。
モスキートモス号のフライトでどこが面白いですか?
miwa:信じられないくらいゆったり、ゆっくりと飛ぶところ。少し風があるとホバリングして、前進しないで時にバックしながら垂直に下ろしたことがあります。
MML:鳥みたいですよね。こんなフライトはモスキートモス号ならではだと思います。
miwaさんの機体ですが、相当手が入っていますよね。この製作でどこが難しかったですか?
miwa:目標を「400クラスモーターでフルサイズ」でしたのでひたすら軽くするのに気を遣いました。具体的には第一に接着剤をケチる。エポキシは全部胴体と後部の接続だけに使った。プランクはセメダインCとして、瞬間接着剤もノズルを付けて付けすぎに気をつけました。 また可能な限り穴を空けて1グラムでも浮かす。結果として胴体を穴だらけにしましたが10g位軽くなったでしょうか
MML:写真を拝見していても、とても丁寧に作りこまれたのがよく分かります。小さい工夫の積み重ねで大きな重量軽減が出来るところもいいですよね。
このモスキートモス号でこんなフライトが面白い、というものはありますか?
意外と風でも飛ばせる
miwa:意外と風があっても飛ばせて、ほとんど前に進まないのをダウンを打ちながらじっと我慢で手元に戻すのが面白い。
MML:正面からの風にはかなり強いですね。横風は駄目なので、それに十分注意していたら大体いつでも楽しめます。
全体を見渡したとき、miwaさんは、モスキートモス号のどこが好きですか?
miwa:「模型飛行機」を主張している形ですね。
MML:模型には模型らしさ、模型らしさだからこその美しさがあるように思います。
それでは、これからモスキートモス号を作ろう、飛ばそうという方にmiwaさんから励ましのメッセージをお願いします。
miwa:ともかく失速とは無縁で、地上1m位を8の字飛行させてもほとんどストレスを感じないで飛ばせます。
MML:miwaさんどうも有難うございました。今後もきれいな空撮写真を見せてください。
miwa:ますます、モス仲間が増えるように頑張って下さい。 |