the

Mosquito

Moth

Laboratory

 

バーチャルインタビュー  2000/10/07

バーチャルインタビューは、モスキートモス号ファンの方々にメールでアンケートをお願いし、それを元に対談形式に再構成したものです。インタビューに応じてくださった方の校閲を経て公開しており、脚色等は行っておりません。

今回のお客様:光春さん

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ステップアップが目的で

MML:バーチャルインタビュー今回は光春さんです。光春さんはラジコン歴3ヶ月のフレッシュマンで、モスキートモス号は未だ2回飛行のみとの事です。どうぞよろしくお願いします。 
 モスキートモス号はGP入門機ということでしたが、EPの方はどういう機体を楽しまれているのですか? 

光春 :QRP・EP−CUB、QRP・Climb−V400、QRP・ロッキーです。 

MML:QRPもバルサキットで有名なところですね。モスキートモス号はいつ頃手にいれたのですか? 

光春 :1ヶ月前です(2001年9月上旬)。電動機からエンジン機へのステップアップを目的に買いました。超スロー飛行が可能ということで安全面も考えて選びました。 

MML:そうですか。電動も楽しそうですが、エンジンも面倒がある分、面白みがあると思いますがいかがでしょう。GP入門機という点では落ち着いて練習できるこの機体は本当にいいものだと思います。落としたりはされましたか? 

光春 :まだ2フライトだけなので、もちろん無傷です 

MML:EPの方で練習されていたのなら、モスキートモス号はかえって簡単だったのではないですか? 

光春 :そうですね、飛行している感じはQRPのEP−CUBと殆ど同じ操作感覚でしたので、初フライトは安心して出来ました。しかしモスはエンジン機なのでモーター機では味わえない圧倒的な上昇力を持っています。しばらくエンコンハイ状態でおくと、機体がグングン上昇して行くので、エンジンの持つパワーと大型の主翼の威力を感じました。ニードル調整(エンコン調整)がうまくいけば、EP入門機と並ぶ扱い易い機体ですね。 

MML:モスキートモス号のフライトですが、普通の機体とはかなり違うものだったと思うのですが、面白かった飛ばし方は何かありましたか? 

光春 :低空低速飛行のしやすさと、エンジン停止状態でのホバリング着陸ですね。 

MML:やはり低速性能と安定性が最重視されているから、低速飛行も、低空飛行も、ホバリングもやりやすいんですね。スリルを楽しむものではなく、飛ぶことそのものを楽しむために生まれてきたのだという気がします。 
 フライトで面白くなかったところはありますか? 

光春 :燃料タンクが50ccと小さく、燃料パイプが上下に振れないので宙返りをすると多分、エンストする可能性があるので、やりたくてもできないと思います。あと、主翼がゴムバンドで止まっているだけなので無理な引き上げもできないと思います。 
 以上のことから飛行が多少制限されると勝手に思い込んでいます。 

MML:燃料タンクは確かに小さいので中のチューブが硬いと厳しいものがありそうですが、私の70CCタンクだと背面でしばらく飛ばしてもエンストしないので何とか燃料は行っているみたいです。宙返りくらいならたぶん大丈夫ですよ。それと、主翼のゴムですが、私はテトラの耐油ゴムバンドS型を二重がけ(まっすぐに2本、たすきに2本)かけています。がちがちにはとめていませんがどんなことをやってもずれたりしたことがありません。連続宙返り、背面飛行、連続ロール、垂直全速降下など何度も経験があります。モスキートモス号はロールがしやすくて豪快ですから、安全飛行に慣れたら是非ロールにもチャレンジしてみてください。 
 製作の方はどうでしたか? 

意外なところが難しかった

光春 :難しかったのは、意外にもトラス部分ではなくて、燃料タンクの辺りですね。エンジンはOS10LAを使用しているのでニードルが左横から出ています。その結果、標準のままではボンネットがニードルに当たるので、ボンネット前面をかなり削りました。 
 バッテリーの積む位置もよくわからないので苦労しました。 

MML:そうですね。この辺は経験がないと難しいですよね。LAは確かにボンネットに当たってしまいますので削らないと載りません。私のはFPなのでボンネットには干渉しないんです。燃料パイプは普通防火壁をとおって前に出るみたいなんですが、私はボンネット横に穴をあけて引き出しています。便利なよう 
な、不便なようなよくわからない配置にしてしまいました。 
 話をフライトに戻しますが、着陸に感動されたそうですね? 

光春 :やっぱりエンジンを停止した状態でのホバリング着陸ですね。あれにはホント感動しました。 

MML:ふわふわと降りてきてすとんと着陸するなんて他の飛行機の着陸を見ているとなんだかどうなってんだろうと思ってしまいます。 
 改造はされていますか? 

光春 :リンケージに水糸を使わずにロッドを使ったところですかね。ロッドがトラス胴内にスッキリと収まったので、運搬時、リンケージが何処かに引っかかるような事故が防げたと思います。メンテナンスももちろんしやすいですね。ヒンジも絹糸ではなく、ナイロンヒンジを接着して付けました。 

MML:写真にもありますがきれいですね。最初の頃水糸を引っ掛けてリンケージが狂い、飛ばせなかったことも経験しましたから、これだと安心ですね。改造して失敗したところはありますか? 

光春 :特にありません、これからたくさん飛ばしてみて改良部分を探してみます。 

MML:モスキートモス号は結構懐が深いというか、いろんな改造や実験がやりやすいですからいろいろと試してみるのも楽しいです。 
 光春さんはモスキートモス号のどういうところが好きですか? 

光春 :他の飛行機には無いあのセクシーな胴体ですかね。(笑)トラス胴もスケスケなので魅力あります。 

安全第一で

MML:私も賛成です。トラスもきれいにラッカーでホワイトになっていますね。次に作るときはこうしてみたいくらいにきれいです。透ける機体というのは、いかにも模型飛行機という感じがして大変好感が持てます。 
 では、最後になりますが、これからモスキートモス号を作ろう、飛ばそうという方に応援のメッセージをお願いします。 

光春 :初めて製作をする方に。初めてのラジコン飛行機の製作がモスだとすると、図面だけではかなり難しいと思います。インターネットでムサシノHPやここ(MML)のHPを見ながら製作することをお勧めします。標準の燃料タンクやタイヤのサイズが図面には記載されておりませんので、色々な人のご意見を素直に聞きましょう♪ 
 飛ばそうと思っている方に。ラジコン飛行機は時に凶器にも変身します。民家の近くや人がいる側では飛行をしないようにしましょう。100%整備された機体でもパイロットの操縦ミスや混信等で墜落する危険もあります。なるべく広い公園(早朝)やRC専用飛行場で飛ばすことをお勧めします。初心者の僕がこんなえらそうなことをいうのはおかしいですが、初心者こそ操縦には不慣れなので安全面には特に気を使いましょう。 

MML:本当ですね。機体製作も飛行も、初心忘るべからずですね。これからもノイズレスセーフティフライトでお楽しみください。 

光春 :MMLではモスが飛行している写真をもっと見たいですね。これからもよろしくお願いします。

 
光春さんの愛機です。 
  

 
奇麗な機首まわりですね。 
  

 
白塗装のトラス胴です。いいですね。  
 

 
 
光春さんのモスキートモス号の仕様
エンジン OS10LA
プロポ フタバFF6A,フタバS3101
重量 800g
サブマフラー マジックインキタイプ(自作)
プロペラ 8×4
燃料タンク 50cc
タイヤ IM50φ
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